仕事や生活の中で気をつけるべき感染対策

インフルエンザの患者と接しながらも看護師がインフルエンザに罹らないのは、しっかりとインフルエンザを予防しているからです。
インフルエンザの効果的な予防方法としてまっさきに挙げられるのは予防接種ですが、予防接種だけでは不完全です。看護師はワクチン接種だけでなく、日々の仕事や生活の中で他にも気を遣うべきことが沢山あります。

なかでも特に予防のために大事なのは手洗いです。
手洗いは予防の中でも非常に重要な対策といえます。単に手を何回も洗うだけではなく、ハンドソープをつけて15から20秒ほどしっかりと手の隅々まで洗うことが大事です。
手をハンドソープでしっかりと洗ったら、流水で洗い流すことも重要です。流水だけの手洗いでも、手に付着したウイルスの大半を洗い流すことができます。
洗い終わった後はしっかり乾燥させることも忘れてはいけません。

手洗いだけではなく、マスクも正しく隙間ができないように着用する必要があります。休日はできるだけ人混みを避けて行動することも心掛けましょう。

手洗いやマスクの着用だけでなく、日々の生活習慣にも注意が必要です。
必要なのは体力であり、三食しっかりとバランスよく食べ、栄養不足にならないようにしましょう。休日やちょっとした空き時間には運動して基礎体力を向上させるのもいいでしょう。

食事や運動だけでなく、睡眠をしっかりととらなくてはいけません。
看護師は非常に多忙で、疲労が溜まりやすい仕事です。家事や趣味に時間を使いたい気持ちもあるかもしれませんが、早く寝て十分な睡眠をとることを優先させることが、インフルエンザの予防につながります。